髪に大切な食事について


毎日の食事から美髪へ



海藻類が髪にいい?

海藻類に含まれるビタミン類も髪には必要ですが、それだけでは足りません。

髪も身体の1部分です、やはり5大栄養素のバランスが必要なのです。食べ物から、体の中で消化吸収され、血液を通ってそれぞれの場所で細胞に変化していきます。

髪の毛も同じです。先日お客様の髪をチェックしていたところ、一部分だけ細くなっている所がありました。

根元からの長さを見て診断し、3~4カ月前にダイエットしていましたかと尋ねると、なんで知っているの?とお客様がびっくりしておられました。栄養不足は髪にも出てしまうんです。

今回はちょっと専門的な内容になりますが、髪の毛に良い美髪になるため栄養素のお話をしていきたいと思います。



綺麗な髪のために必要な栄養素


艶のある髪の毛と、健康な頭皮を維持するために必要な栄養素は、タンパク質、ビタミンA、亜鉛、鉄、オメガ3脂肪酸、カルシウム、6つの成分になります。


タンパク質

髪の8割をしめる主成分がケラチンタンパク質と言うタンパク質です。ケラチン蛋白を構成しているのが18種類のアミノ酸になります。このためお髪に使うシャンプーはアミノ酸が含まれているものが良いとされています。

主な食品・卵、大豆、魚、肉、納豆、乳製品など。


ビタミンA

皮膚や体の粘膜などを正常な状態に保ち、頭皮の新陳代謝を促す働きがあります。不足してしまうと、フケや痒み、頭皮の乾燥を招きます。お肌が乾燥してしまいがちな方など、少し意識してみると良いかもしれません。

主な食品・レバー、ウナギ、アナゴ、サバ・イワシなどの青魚、乳製品、卵、緑黄色野菜、海苔、ワカメなど


亜鉛

亜鉛は、カラダを構成する1つ1つの細胞による動き細胞分裂に深く関わっており、お肌や髪の毛、爪などの健康を維持するのにとても重要な要素になります。不足すると、皮膚炎や湿疹などを引き起こし、頭皮トラブルの元となってしまい、健康な髪が育って来なくなってしまいます。亜鉛はストレスやアルコールの摂取で消費してしまうので、現代人は亜鉛が不足していることが多いです。

主な食品・牡蠣、レバー、牛肉、卵、チーズなど


体内では主に血液中で酸素の運搬、血液中の酸素を筋肉に取り込む働きをしています。不足すると、酸素が全身にいきわたらずに貧血になってしまいます。

主な食品・豚レバー、あさり、小松菜、ひじきなど。


オメガ3

オメガ3脂肪酸には、血行促進、ホルモンバランスの調整、新陳代謝の活性といった頭皮や髪を健康な状態へと体質改善する働きがあります。体内で作ることが出来ない為、食品などで意識して摂取する必要があります。また、加熱すると酸化しやすく、成分が少なくなってしまうので、生のままで食べるほうが良いでしょう。

主な食品・イワシ、サンマ、サバ、アジなどの青魚、えごま油など


カルシウム

体内で最も多く含まれるミネラルです。骨、歯、血液をはじめ体内の様々な部分に含まれます。不足すると、高齢期に骨がもろくなってしまう骨粗しょう症が多く見られます。

主な食品・牛乳、スライスチーズ、ワカサギ、モロヘイヤ、ひじき、干しエビなど



上記の栄養素を意識的取るようにし、毎日の健康的な生活リズムを作ると、艶やかでハリコシのある綺麗な髪に改善されていきます。

髪は毎日の積み重ねによって少しずつ変化していくのです。

綺麗な髪になりたいのに、なかなか綺麗にならない方・以前よりも髪が弱って来ている気がする方、シャンプーやトリートメントなどもとっても重要ですが、それと同じぐらい食事も大切なのです。

日々の食事などで、あまり良くないな思いあたることがある方、是非一度毎日の食生活を見直してみてはいかがでしょうか?