髪質改善に重要な大切なシャンプーのやり方


知っておきたいシャンプーの知識


実は、髪はシャンプーするたびに傷んでいるのはご存知ですか?

こう聞いてしまうととても心配になるかと思いますがご安心ください。

髪はアミノ酸と言うケラチンタンパク質から出来ています。中でも、グルタミン酸と言う水分に溶けやすい髪の成分がシャンプーするたびに流れ出ているのです。

美容室で勧めるシャンプーは、このグルタミン酸をベースにしたシャンプーなので、頭皮と髪を洗ったら泡のまま1~2分放置してからすすぐのがベストです。

流れ出てしまうグルタミン酸に、補充されるグルタミン酸量が増えれば、髪のコンディションは改善されます。その時間が1~2分。

でも、美容室のシャンプーは高いと言う方は、2回目専用のシャンプー剤として使ってみてください。

1回目は、今使っているもので、ササッと洗い、軽くすすいでから、2回目に美容室のシャンプーで洗ってみたらいかがでしょうか? 使える期間が倍になりコスパも良くなります。


正しいシャンプーのやり方


 

 

【1】シャンプー前のブラッシング

傷んでなくてもほこりや静電気で髪は絡みます。

その絡みを毛先からほどき、スタイリング剤や汚れを浮かせて落としやすくします。これは頭皮に対しても効果があり、血行が良くなりマッサージ効果を得ることもできます。髪の量や長さ質感に合わせて、使いやすいブラシがございますので、ご自身に合ったものを選びましょう。

 

【2】予洗い(お湯で頭を洗う)


髪や頭皮に付いたホコリや皮脂の汚れは、予洗い(温めのお湯)で8割は落ちると言われています。

予洗いをすることで、シャンプー剤を使った本洗いでの泡立ちもよくなり、少ない量でしっかり洗えるようになるので節約にもなります。

この予洗いが大事で、頭皮の湿疹やかゆみの改善・抜け毛の減少などが見込まれます。どの年代になっても、人間は以前と体質が変化していきます。その時々に合わせて、習慣を変えていくのが良いでしょう。


【3】シャンプーのやり方

予洗いがしっかり出来ていればシャンプー剤を500円玉ぐらいの大きさで取り、手のひらで泡立ててから髪と頭皮に付けていきます。

シャンプー剤・お湯(水分)・空気で良く泡立てます。たくさん汗をかいた時や、汚れがたくさんの時は泡立ちにくいです。その時は、シャンプー剤を足すのではなく、一度すすいでからもう一度シャンプー剤をつけましょう。この時、2度目のシャンプーでの泡立ち方を良く覚えておきましょう。

この泡の状態が、髪の摩擦を減らし、ダメージしにくくしてくれます。ここでは、髪ではなく頭皮を中心に洗っていきます。爪を立てずに、指のはらで、こする幅は短めに、頭皮全体を洗い残しがないように、洗っていきましょう。

【4】頭皮のマッサージ


洗い終わったら、頭皮のマッサージもしていきましょう。頭皮の血流を良くしていきたいので、下から上へとマッサージしていきます。

ポイントは、頭皮に置いた指を軽く動かすことで、皮膚と頭蓋骨がずれた感じをイメージして動かしていきます。

これを毎日続けると、頭皮の血流が活性化し、抜け毛予防・細毛予防にもつながります。また、お肌のリフトアップ効果も期待できます。

 

【5】洗い流し(すすぎ)


頭皮トラブルで一番多いのが、シャンプーの洗い流し(すすぎ)不足です。

洗い流し(すすぎ)が少ないとシャンプーの成分が頭皮や、髪に残ることで、かぶれやフケ、かゆみ、毛穴の詰まり、トラブルの原因にもなり髪のダメージにもつながります。

すすぎをしっかりすることで、清潔で艶やかな美髪が生まれます。

 


朝にシャンプーするか夜にシャンプーするか



朝シャンブームもありましたが、シャンプーは夜にするのが良いでしょう。


今日の汚れは今日のうちに落としましょう。

朝もシャワーを浴びる方は、濡らす位にしておいたほうがよいです。

分泌される皮脂により皮脂膜がつくられるのに時間が掛かり、朝も夜もシャンプーすることで頭皮の防御機能が失われ、トラブルにつながりやすくなります。

 

また、朝に湯船に入る場合、髪の長い方は髪がお湯につからないように頭の上でまとめておきましょう。