外出自粛中でもできる、お家でのヘアケア(スタイリング編)


外出自粛中の今こそホームケアで艶髪に!


新型コロナウイルスの感染拡大が続いている今、多くの方が外出自粛をしていてなかなか美容室に行く足も遠のいている日々だと思います。

今回は美容室に行かなくてもご自宅でできるホームケアの方法を紹介していきたいと思います!

 

【1】〜【3】に分けて解説させていただきます。

 


【1】ヘアアイロンやコテの適切な温度や使い方を覚えましょう!


これを覚えるだけでも、ご自宅で髪をダメージさせる可能性が極端に少なくなります。つまり、あなたの髪が今よりも綺麗なツヤ髪になるという事です。

 

さあ、しっかりと覚えてこのが自粛期間を有効に使いましょう!まずは適切な温度からです。

 

髪が乾いているのにコテやアイロンを使うと、髪から煙のような白っぽい気体が出てきた事はありませんか?これはコテやアイロンの熱によって、髪に含まれている水分が蒸発した「湯気(蒸気)」です。

髪の毛は、乾いている状態でも内部に水分が保持されており、この水分を少し熱によって飛ばすことで、カールやストレートの形を作ることができるのです。

コテやアイロンの熱が髪に与える影響は2つあり

①「乾燥によるキューティクルへのダメージ」

②「タンパク質の熱変性(タンパク変性)」

があります。

ちなみに、髪はほとんどがタンパク質で作られているため、熱を当て過ぎてしまうとダメージしてしまいます。

 

以下が最適な温度設定の目安になります。

 

【根元】→180度

【毛先】→150度

 

アイロンの最重要ポイントは、高温で素早く仕上げる事です。



ダメージをさせない事がツヤ髪への最短距離です。


ダメージをさせないことこそが、髪質改善の基本だと当店では考えております。ここでは、アイロンによるダメージの原因を説明をさせていただきます。ご参考にお願いいたします。

 

①「乾燥によるキューティクルへのダメージ」


鱗状に重なって、髪表面を覆っているキューティクルは、髪のツヤや手触りに大きく関わっており、キューティクルがダメージすると枝毛や切れ毛の原因にもなります。

キューティクルはコテやアイロンによるスタイリングはもちろん、毎日のドライヤーやブラッシングなどでも剥がれたり傷ついたりします。

キューティクルは濡れると開く性質があり、乾いているときは閉じることで、髪に含まれている栄養や水分を守る役割を果たしています。


②タンパク質の熱変性(タンパク変性)
タンパク質で出来ている髪の毛は、熱を与えすぎると固まってしまいます。


身近なもので例えると、生卵に熱を加えることによって、卵が茹で卵になるのと同じ原理です。
これを「タンパク質の熱変性(タンパク変性)」と言います。

「タンパク質の熱変性(タンパク変性)」によって、髪の内部のタンパク質が集まって固まってしまうとあちこちに埋まらない空洞(ダメージホール)が出来てしまい、髪が濡れてキューティクルが開くたびに、髪内部の栄養や水分が流出しやすくなります。

「タンパク質の熱変性(タンパク変性)」は髪が乾いている状態だと130℃ぐらいから、髪が濡れている状態だと60℃ぐらいから熱変性が起こります。

 

自宅でアイロンをご使用いただく際に一番皆様へお伝えしたい事は、、、

 

髪が濡れている状態では絶対にアイロンをしない事です。(絶対に!)

 

当店もカウセリングでも、更に詳しくご説明させていただいております。

 


【2】コテやアイロンを低い温度なら傷まないって本当ですか?


結論から申し上げると「嘘」です。

 

「タンパク質の熱変性(タンパク変性)」を考えると、熱変性の心配の無い130℃以下でスタイリングした方が髪に優しいのは事実です。

しかし、コテやアイロンを当てたとき、コテやアイロンの発熱部分は冷えた髪に熱を奪われるため、温度が下がります。

そのため極端に低音でスタイリングした場合カールやストレートになりにくく、同じ部分に何度もコテやアイロンを通すこととなり、髪への過度な摩擦や熱を与えてしまい結果的にダメージに繋がる恐れもあります。

また低温でスタイリングすることで朝から夜までキープされない巻き髪・ストレートヘアになってしまうこともございます。

それならば、

 

高めの温度で短時間でカールやストレートを作る方が仕上がりはもちろん、髪の傷みも少なく済みます。

忙しい朝のお時間の短縮にも繋がりますね!

 

 


【3】髪質に合わせた適切温度がある事を知っていましたか?


髪質によってコテやアイロンの温度は変えていただいた方が髪にかかる負担が変わってきます。こちらで髪質に合わせた温度の目安を紹介させていただきます。


あくまでも目安の温度になりますので、髪のダメージ度合いや、カールやストレートのキープ具合を見ながら150℃〜180℃を目安にそれぞれに合った温度を探していただけるといいと思います。


⬛️髪質パターン①
・癖が強い
・髪が太い
・ヘアカラーもパーマもしていない
・湿気が多いと膨らみやすい
・硬い髪質

これらの髪質の方は、カールやストレートのクセがつきにくく低温でスタイリングした場合同じ部分に何度もじっくりとコテやアイロンを通すことになりかねません。温度は1180℃前後がおススメです。

また、湿気を含みやすい髪やヘアカラーやパーマの経験が無い髪は水分を多く含んでいるため、しっかり髪から水分を飛ばさないとカールやストレートの形がつきにくいこともございます。

 


⬛️髪質パターン②

・ダメージが目立つ
・湿気の影響を受けにくい
・毛が細い

ダメージが目立つ髪や湿気の影響を受けにくい髪の場合、髪内部の水分が少なくコテやアイロンでのスタイリングに必要な水分しか保持されていない場合もございます。


コテやアイロンの温度が高すぎる場合乾燥によるダメージが増えかねません。よって温度は150℃以下がおススメです。

毛が細い方はコテやアイロンの熱の影響を受けやすいため温度も低めで、細かく毛束を分けてスタイリングした方がダメージを抑えることができます。

 

ここで最重要なのが、毛先に熱を当てすぎない事です。

 

当店ごご利用いただいているお客様には、大丈夫だと思いますが、他店をご利用中のこのブログを見ている方で、髪のダメージやパサつきを気にされている方は、是非ご参考にお願いいたします。

 


⬛️まとめと結論


 

いかがだったでしょうか?

 

髪へのダメージを抑えたスタイリングを行う場合温度以外にも「一度に巻きやすい・はさみやすい髪の量を取る」や「コテやアイロンを髪に当てている時間を短くする」などもとても重要です。

毎日のアイロンやコテの温度を気にしていただくだけでも、髪への負担は大きく変わります。

 

結論はこの二つ。これだけ今回は覚えましょう!

 

【結論1】

アイロンは高温で素早く仕上げる。

 

【結論2】

濡れたまま髪にアイロンをかけない(絶対に!)

 

です!

 

自粛中の今こそ毎日のスタイリング見直してみてはいかがでしょうか?